【映画】ラリー・ウォシャウスキー監督「ジュピター」

こんにちは。もひーこです。若干ネタバレあります。

 

今まで観た中でいちばんおもしろかった映画は、「クラウド・アトラス」です。「ジュピター」は同じ監督なので、借りてみました。パッケージのあらすじを読む限りでは「生まれつき地球の所有者って...設定がぶっとびすぎておもしろくなさそう…」という印象でしたが、思ったより楽しめました。

 

アクションシーン、宇宙船、宇宙都市、惑星等の映像が迫力あってきれいでした!映像がダントツでかっこよくて楽しめます。ストーリーは序盤は置いてけぼり感ありましたし、女王なのに扱い雑過ぎない??またその展開??宇宙規模でスケールでかいけど登場人物少なすぎじゃない??ケインの設定回収できてなくない???等々突っ込みどころはいろいろありましが、それを差し引いてもおもしろかったです。

 

マトリックス」はちゃんと観たことがないのですが、私はラリー・ウォシャウスキー監督の世界観が好きなんだろうなぁと思います。SFだけど、完全にファンタジーではなくて、現実世界の裏側や外側を想像させるつくり。確か「マトリックス」では、みんなが現実だと思っている世界は、機械が人間に見せている仮装現実でしたよね。映画を観終わったあと、ふと「あれ、今自分のいる世界は絶対に仮想現実ではないって、説明できる?」と思う訳です。

 

そういう、私たちの「当たり前」をぶっ壊しにかかってくる作品は、独創的な視点がおもしろくてワクワクします♪「マトリックス」では≪人間=機械の燃料≫という設定でしたが、「ジュピター」ではさらにえげつない設定でした…。具体的な描写はほとんどないけですけどね。